さて、今回は奇門遁甲の効果について解説してみましょう。
日頃皆さんにご利用いただいている遁甲盤は、奇門遁甲の中の日盤と呼ばれるもので、比較的効果の持続性が長いことで知られています。前回までに解説しました活用法を継続して行うことにより、より高いレベルで効果を持続させることが可能です。一回の日盤使用で、その効果の継続期間は約60日といわれます。そして、その効果の発現時期ですが、利用した日から4日後、7日後、10日後、というように、大まかな規則性があります。もちろん、利用する当日も効果があるのですが、じわじわと効いてくるのも奇門遁甲の特徴なのです。
皆さんの中には、一回の利用で目に見える効果があると御思いの方もいらっしゃると思います。確かに劇的な効果を発揮することもありますが、やはり継続して利用された方とは効果の現れ方に違いがあるのです。これは単純な理論で、一回の効果は60日です。その60日の中で二回利用すると一回目の効果が増幅されます。つまり、継続利用により運気の底上げが可能になるのです。一回の利用で効果が出ないと感じられる方も、実は着実に奇門遁甲は作用していて、運気が上がっています。ただ、まだ運気自体が水面に顔を出していない状態で、これだ!という実感が湧かないだけなのです。ですから、日々遁甲盤の示す吉方位をチェックして、自分の行動指針とされると必ず運が開けてくるでしょう。また、奇門遁甲の効果は、利用したその本人だけに作用するとは限りません。
例えば、「恋人が欲しい」という願いを持つ人が奇門遁甲を継続使用した場合、結果として恋人が出来ます。この現象は本人だけの問題でしょうか。恋人になったお相手は奇門遁甲を利用していたでしょうか。そうです、結論として、周囲の人々にも影響を与えるのです。今の例ですと、恋人になったお相手にも幸せが訪れたことになります。
このように、まだ見ぬ人にまで影響を与える訳ですから、ご家族やご夫婦など、身近な人にはより強く作用することは容易に考えられます。しかしここで一つ問題があります。それは、その人でしか解決できない問題がある場合、やはりその本人が奇門遁甲を利用しないと効果がありません。例えばスポーツの試合や受験などがあるでしょう。家族の方が奇門遁甲を利用すれば、もちろんその本人に良い環境や精神的な支えを与えることは可能です。しかし、その本人の実力が試されるような場合には、やはり本人の運気が強く作用します。当然のことですが、努力して得た実力以上の結果も出ることはありません。
開運占術として大変有効な奇門遁甲ですが、魔法でないことも確かです。
有効に利用しましょう。